2011/05/18

大震災

さて、電気/道路/水/ガスといった緊急のライフラインがどうにか復旧したところで、いよいよこちらも現地入りです。しかし、言葉がありません…。

高圧線の鉄塔も引っ張られたのか?こんな形でひしゃげたり、転がったり…。
津波のあったところでは、そこかしこに木材廃棄物中心の瓦礫の山が出来ていました。これ、処理を早く進めないと、衛生面(臭いや害虫・感染症の発生)で大変なことになりますよ。大気汚染の影響と比べたらこのままより野焼きしたほうがよいと思いますが………もしくは安定型の処分場をすぐに整備する等、はやく政治判断していただくことを望みます。臭いがもうフィリピンのごみ山と同じようになってきていましたから、夏のことを考えると………(--;。
郵便局。道路の瓦礫はほぼ取り除かれていました。わずかに残された家もほとんどが“解体OK”の文字…。同じ地区にわずかに残された(津波被害のなさそうな)家も、地域のほとんどがこれでは、生活すること自体がまだまだ大変ですよね…。
岩手のリアス式海岸のほうは、谷あい、と言っていいのか、狭い範囲での破壊でしたが、そこから宮城県へ行くと、広範囲にわたって農地がやられている姿が…。車などはまだ放置されていました。ホテルでは、全国のJAから集まった支援隊の方と会いましたが、こういった農地の復旧に向けて頑張っておられるようです。
そして福島県へ。避難区域のある市内では、外を歩くと0.5マイクロシーベルト/時間を越えてきます。場所によって値の高い/低いが結構ありました。でも低めのところでも、1ミリシーベルト/年間は外部被ばくだけで越えてしまいますね…(--;。どうしたらよいものか…。
今回は、本震で最大震度を記録した市も行きましたが、外見上被災した家屋もそんなに多くはないようで、また、津波の影響を受けていない地域では、(表面上)すでに普段の生活を取り戻しつつあります。津波さえ無ければね…、とつくづく思いました。。。
丁度GW中、東北は桜が見頃だったようです。自然はいつものとおり、豊かで新緑がきれいで。さて、何ができるやら、出来る限り復興支援に役立つことができればいいなぁと思った出張でした。

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