2012/09/14

逗子市の放射能(給食ね)

さて,せっかくなので連投。

先日から,逗子市に対して,学校給食の放射能の測定,食べることについての考え方について問合せをしていたのですが,自分なりに納得,というか理解できる所まで来ました。

事前調査:
100Bq/kgを超えていないかの調査。

事後調査:
何Bq/kgの食事を子供が食べたかの調査。

のために測定を行なっているとのこと。特に事後調査は食べて良い/悪いの判断をするのではなく,結果的にどれくらいの放射性物質を体内に取り込んだか,という調査のために実施をしているんだそう。100Bq/kgを超える食事をすることは基本的にありえない,というお答え。
逗子市としては,とにかく100Bq/kgを超えていなければ,法令違反でも無し,健康に問題はない,と国が言うのだからそれを信用するというスタンスです。

本来事後調査は,事前調査ですべての食材の放射性物質量を測れれば,全部ミックスして測定する必要はないのでしょうが,現状の調査体制では事前で漏れるものが必ず出てくるので(出口で押さえるのは)仕方がない,といえばしかたがないのでしょう。

まぁ,
とにかく事前調査で全食材の調査出来る体制を構築するよう,要望は出しました。ま,測定機器も安くなっているし,全量調査やっているところもあるのだから,できない,ってことはないでしょう。

ということで僕的には測定の手法,考え方は理解できたのですが,残る問題は,

100Bq/kgが信用できるかどうか。

です。これ悩ましいですね…。国はこと放射能に関連しては後手後手に回っているようにどうしても見えてしまい,どうも信用ならん,という方々は,たとえ10Bq/kgでも検出されたら避けるべき(冷凍みかん,可哀想ですよね,いろんな意味で),という立場をとっていますが,そもそも反対する側は100Bq/kgなんて話にならん,と思っているわけですから,逗子市(国)との意見が合うはずがありません…。確かに,セシウムより問題なSrとかは野放しの状態ですし,もうすぐ小学校の子供がいる親としてはリスクはとにかく抑える(えたい)という気持ちはわからなくもないです。
加えて,鎌倉市や横浜市はどういう理由か?提供を止めています。ある自治体は“検出されたやめる”ちがう自治体は“100Bq以下だし問題ない”と言う,というダブルスタンダードの状態は余計に国の方針が怪しいと思えて結構マズイんじゃないかなぁと。心配な人は鎌倉/横浜に転校するか?

(余談になりますが川崎市長の話は根本的に間違ってます。車や通り魔に“偶然あう”ことは避けられませんが,“測定済みの物を避ける”ことはやめればいいだけなので避けることはできます。な~に考えてるんでしょうね,この人。『ビクビクしなさんな』ってことが言いたいんでしょうけど。)

先日,田舎の友人(というより人生の先輩)とも話したんですが,

“一体なにが本当の事なのか?”

がわからないのが非常に苦しい,大手マスコミも丸め込まれている(大本営発表ばかり)のように“見える”し,かといって心配しすぎも良くない気もするし…,というような話をしました。

よく勉強しないとしぬぞ,って今回の件で有名になった大学の先生は言いますが,さて,何が正しい知識なのか,僕も答えを見つけきれずにな~んとなく悩んでます。困ったもんですね…。

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