2009/03/02

わかってほしいとは思わないけど…

さてさて、フィリピン滞在が相変わらず長いんですが、最近よく上の人から、

『しばらくこっちの駐在やらない?』

と、かまをかけられる訳です。今がちょうど子供が小さくて、学校も無いし、負担も少ないでしょ?こっちなら、メイドさん雇って奥さんに楽させることができるよ〜、とか、いわれます。

…んが、

別に我々は、子育ては大変だけれど、ややを雇ってお任せするほどではないし、そんなことを望んでもいないわけで、むしろこうして子供とべったりの時期って今しかないわけだから、この時間は大切にしたいと思うんですよね。学校はないけれどだからと言って環境が変化することは“彼”にとってもあまりいいことではないのはよくわかってきたし。
海外コンサルタントは途上国中心に飛び回りますから、それこそ家族の深い”理解”がないと成り立たない世界です。”父親はいないもの”という”理解”がある家族じゃないととてもじゃないけど家族としての機能を保つことは難しくなります。そんな諸先輩かたがたにとって、できれば家族といられたほうがいい、むしろ今の時期こそできれば…という僕の考え方はなかなか通じない、理解してもらうことは難しいです。甘いこといってんじゃね〜、ってなもんです。
だからといって、じゃぁ諸先輩方の生活は嫌と見えるか、というとそんなこともなく、そういう世界はそういう世界であってもいいと思うわけです。そうやってがんばっている人達はすばらしいと思います。だから、否定はしませんから、

僕の考え方も否定してほしくないなぁ…

と思うのですが、なかなか、難しいです(苦笑)。
な〜んて、ことを思いながら週末はスタバでのんびりとしてしまいました。スタバの外では子供が徒党を組んで人のポケットからお金をかすめ取ろうとする、乳飲み子を抱えたお母さんが小銭を…と手をかざしている、そしてそんな外とは別世界なブランド品ばかりのモールがどどーんとあったり…と、ここは搾取と貧富の差が激しい国です。でも、子供達は生き生きと遊んでいるし、決してかわいそうではないんですけどね。



いろいろ、考えるお年頃です(笑)。

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