2011/04/09

水対策

さて、幼児がいるとどうしても気になってしまう、放射能汚染の問題。今後も雨が降るたびに、(神奈川の場合は)微量とはいえ必ず出て来ていろいろ問題にあがることでしょう。
そこで、先日、鎌倉の県営水道局へ行って、逗子市の水道について気になる点をいくつか確認してきました。
(1)水道供給源について
逗子市の寒川浄水場と企業団水道局の綾瀬浄水場のブレンドになっている。

(2)水の到達時間について
寒川浄水場からは、2日ほどかけて各戸水道まで届く。

(3)浄水場の水質調査地点について
浄水場にて浄水後(飲用可となった後)の水質検査をしている。

以上から、逗子でチェックすべき浄水場は、寒川浄水場綾瀬浄水場ですね。
浄水場の調査結果は、1日遅れですが、もし気になる数字が出てもその日の水を飲んでしまったからといって心配する必要は無さそう。実質課題となるのは2日後以降の水で、また浄水場の数値が戻ってから2日程度は水利用についてはちょいと注意する。
現状では雨によって流域からの汚染が集中する雨天時に放射能物質量が上がる傾向にありますから、不検出である時期に水を汲み置きするのも一つの手かもわかりません。
汲み置きの基準は、神奈川県でも出していますが、東京都のここがまとめられていて参照には便利

…ちなみにヨウ素は8日で放射能放出量が半減しますが、塩素消毒後の水の利用目安は3日となっています。今の時期なら直射日光にあてない限り、8日後の水をそのまま飲用でも(個人的には)問題ないとおもいますけど…(夏場は冷蔵庫じゃないとだめっすね)。

もう一つ、ヨウ素は人体に必須なので吸収・蓄積するため、体の内部に入れてしまうと問題が多いのですが、だいたい40歳までにはヨウ素は一杯採れていますから、大人はあまり気にする必要がないという意見もあります。セシウムはもともと必須元素ではないので体内からは速やかに排除されます。

今の所、日本では飲用のための基準値が定められていない(300Bqとかは緊急時の暫定値で長期の摂取を想定していない)ので、基準値が定められるまでにはまだしばらくかかりそうです。行政の対応は遅いですね〜。

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