2011/06/29

親としては大失敗。。。

さてさて。
梅雨も続いて、3月~4月は放射能も心配で、なかなか外で元気よく遊ぼう!とはならなかった今年の春ですが、そのかわり、と言ってはなんですが、よくビデオを見てました。
幼稚園では、家族ごっこから始まって、仮面ライダーごっこ、ドラえもんごっこ、スターウォーズごっこと、自分がなりきる“ごっこ遊び”がはやっておりまして、そこでたっくん、

た『仮面ライダーで電車が走るのがあるんだって(^^)』
僕「おぉ、それって電王って言うんじゃないの?」

などという会話から、電王見てみたい!というたっくんに押されまくって、結局ビデオを借りてしまいました>電王。

そこからが大問題で、僕はついついこだわってしまうので、どうせなら1話から…なんて考えたらこれ50話近くあるんですよね(^^;。それで見だしたらすっかりうちのたっくんは“仮面ライダー電王”狂いに(泣)。
電王好きになると今度は遊びの考え方が電王の“カタチ”に支配されちゃうんですよね。

もともと、
我が家は真面目ではないけれど、幼児教育に関してシュタイナーの考え方が好きなんですが、あそこまで徹底はしません。形あるモノも買いますし…。ただ、幼児期に必要なことって考えると、自分の想像力をふくらませることだと思うんですよね。だから、幼児期に必要なことは、たとえば電王で言うなら、漠然とした“電王のイメージ”を自分で膨らませて楽しむ(自分で何かを作ってみたり、想像をたくましくして家をデンライナーの何かだと思ってみたり)という行為自体が、ある意味シュタイナーの意志や考え方に近いことだと、僕なりには理解・消化しています。

それが、電王をがっちり見ちゃったおかげですっかりその“形”が固まってしまって、発想力を鍛えることができなくなっちゃってます(--;。親としてはちょっと方向を間違えたなと反省しきり。相方さんにもやり過ぎと説教をうけている今日この頃ですスマン…

でも今の世界って、想像力をふくらませることって難しいんですよね。ひとつの答えとなる“カタチ”が溢れていて、それが比較的簡単に手が届く所にあるから…。昔は、ミニカー1台買うにも、おもちゃひとつ買うにもとんでもない苦労があって(苦笑)、手に入らないから、木の一切れを車と“設定して”みたり、それで満足できなかったら自作してみたり、という“想像力”を働かせないと楽しめない環境があったのですが、今は、情報過多なので親が意識的に情報を遮断していかないと、すぐに“カタチあるもの”が想像せずに手に入ってしまう世界なんですよね。

想像力を発展させる、という意味では昔は、レゴとかはよかったんですが、レゴも今はテーマ性が強すぎて(スターウォーズとかね~)昔のように、自分で想像してつくってそれを“当てはめる”ような作業にはあまり向かないものになってきてしまいました。

ま、自分自身、ちっちゃい頃にはゴレンジャーごっこでハマっていましたから(笑)、あまり積極的にそういうのを完全規制するつもりにはなれないんですけど(苦笑)。でも、それでも変身衣装や道具は買えなかったから、風呂敷巻いて跳び回ってましたけどね~。<これもひとつの想像の産物。

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